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学校説明会 プチ潜入リポート
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CSPPがどのような学校で、どのような雰囲気なのか。WEBサイトだけではつかめない〝ナマのCSPP〟を少しでも知ってもらおうと開催している学校説明会。
9月29日(土)、2013年秋の入学希望者に向けた学校説明会が東京サテライトキャンパスで開かれました。その様子をご紹介します。
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台風の影響で参加見合わせの方々がいらしたらしいですが、時間になったところで学校説明会がスタート。正面のスクリーンに流れているのは、サンフランシスコ・キャンパスで行われる「臨床コミュニティ心理学」授業の画像。次々とスライドが映し出されるなか、まずはCSPPの歴史やビジョン、東京サテライトキャンパスでの概要が説明されます。熱心にメモをとる参加者の方たちの姿が印象的でした。
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全体の概要説明が終わったところで隣の講義室へ。この日は、名誉教授である西尾和美先生の授業を見学させてもらいました。テーマは「トラウマの理解と心理療法・リフレーム」。午前中はレクチャーだったそうで、午後の西尾先生と学生のロールプレイや、学生同士のグループワークを取り入れたCSPPならではの参加型授業を、短い時間でしたが体験できました。
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CSPP修了生2名の体験談を聞きました。CSPPで大変だったこと、印象深かったこと、現在の仕事にどう活かされているかまで、お二人の赤裸々でぶっちゃけな(!)トークに、時おり場内からは笑い声が…。
その後は質疑応答。参加者の方たちからは、「経済的に不安があるのですが、学費はどう工夫されたのですか?」「仕事をしながら続けられるんでしょうか」「入学前にしておく準備は?」などなど、鋭くも切実な質問が飛び出します。
でも、コレ、たしかに知りたいことですよね。聞きたいことや疑問に感じていることを、すぐにその場で聞けるのも学校説明会のよさ。14:30に学校説明会は終了したものの、その後も多くの方が会場に残って、しばらく「質問タイム」は続いたのでした。
Kさん(2010年修了)

同期のクラスメートたちは、年齢も20代から50代と幅があり、バックグラウンドもさまざま。その多様性に、当初はある種の異様さを感じながら(笑)、緊張感の中で勉強をスタートさせたことを覚えています。

今まで自分が経験したことのない多様なクラスメートとの学びは、ときに緊張関係を強いられることもありましたが、、、それもまた刺激的で、自分にとっての大きな学びにつながりました。いろいろな仲間を尊重し丁寧に関係をつくっていく経験は、後の実習や臨床の場でも役立っています。

CSPPでは、授業で全員がとことんまで自分をさらすことになります。だからこそ今までにない友だちづきあいができるように思います。互いにさらし合った仲間たちですから、現場に出てそれぞれの仕事をしている今も、「どうしよう」と思ったときには、一番の助けになってくれています。

授業で一番大変だったのは実習ですね。体力的、精神的にも大変だけれど、実習では授業以上に自分ととことん向き合わざるを得ませんし、自分の嫌なところとも向き合わないといけません。これは結構きます(笑)。でも、自分としっかり向き合う経験は、必ず後々活きてきます。自分を成長させてもくれます。

修了までは、体調と相談しながら、時間をやり繰りしていく必要がありますし、フルで働いている方は大変かもしれません。ただ修了まで最長で6年間あるので、それぞれの体調や事情に合わせて、自分のペースで勉強ができます。
支えてくれる仲間がいて、何かあったときには丁寧にサポートをして下さる先生方がいて、そのような大学院ってあまりないのではないかと思います。
Sさん(2012年修了)

授業の中で印象深かったのは、パーソナリティ理論を学ぶ「臨床パーソナリティ特論」というオンライン授業と「心理療法特論・臨床技法体験実習」の面接ロールプレイです。

「パーソナリティ」では、ブラックジャックやちびまる子ちゃん、ジャイアンなど、アニメやマンガのキャラクターを各自選んで、キャラクターを通じてパーソナリティ理論、アタッチメント理論などを学びます。
「面接ロールプレイ」では、ビデオ撮影をして自らを省みるワークがあります。ビデオの中の自分の姿を目の当たりにしたときは、ひそかに悶絶…(笑)。でも、相談支援で面接をしているとき、あの癖が出ていないかを確認するセルフトレーニングに役立っています。

つらかったことは、ひとつは実習、もうひとつは修士論文です。
私は平日仕事をしていたので、実習は毎週土曜日の9時から22時まででした。実習先によっては私のように長くなるところもあります。実習中は唯一の休みの日曜日も昼過ぎまで寝てしまい、午後は家事で終わり、すぐに月曜日が来てしまうような感じで気力と体力が求められました。
それを支えてくれたのが、同級生との女子会とお笑い番組。女子会でとにかくぶっちゃけあって明日の活力につなげ、お笑い番組でセルフケア。それまでほとんどお笑い番組を観たことがなかったんですが、すっかりお笑いコンビの名前に詳しくなりましたね(笑)。

修士論文は、8カ月かけて担当の先生と並走して仕上げていくのですが、なかなかテーマが見つからなかったり、知識不足を再認識させられたり。
思うように進まない苛立ちなんかもあって、何度も途中で投げ出したくなりましたが、ゼミの仲間ががんばっている姿がモチベーションとなりました。追い込まれている自分を認め、なぐさめ、励まし、応援して…というプロセスも貴重な経験になったと思います。

CSPPでの勉強は、勉強の枠を超えて多くのことを学べます。自分に起こってくることを自分で受け止め、抱えることができるようになったことで、これからのテーマに向かっていく際の基礎体力が養えました。臨床現場に出たときの理解力、想像力といった機動力のようなものも鍛えることができました。
また、学びのなかで体験したことを尊重してくれる先生方や、年代も経験も価値観もさまざまなクラスメートたちと出会えたことで、自分が支えられ、自分も誰かを支えていることを実感できた。それが私の中では一番大きかったと思います。
★参加した皆さんからは、こんな質問が寄せられました!
Q 学費に関して心配。経済面で工夫されたことは?
A ある程度のめどは自分で立てる必要があります。私も願書を手に入れたものの、経済的にきついなと思って提出は一年間待ちました。仕事での収入を考えて見通しを立て、これならいけそうだなとなってから願書を出しました。そういうことも含めて準備は必要だと思います(Kさん)。
私も、ある程度費用を貯めてから入学しました。入学後も本代が結構かかったり、予定外の出費があったりするので、そうしたことまで想定して貯金はしておいたほうがいいと思います(Sさん)。

なお、学費の援助制度に関してはこちらへ(FAQの該当項目にジャンプ)
Q オンライン授業のイメージがつかめないのだが、どのように行われるの?
A ネット授業は掲示板機能を活用して行われます。サンプルをスクリーンでお見せします(スタッフ)。
Q 「いのちの電話」のようなところも実習先になるの?
A 実習は、対面実習が基本ですので、電話相談のみの機関は実習先にはできません(スタッフ)。
Q 3年次のサンフランシスコでの授業はいくらぐらいかかりますか?
A 3単位分の授業料以外では、基本費用は航空運賃と宿泊費です。現地集合現地解散にしているため、航空券は会社や購入時期によって開きがありますし、ホテルの部屋の選択もクラスメートとのシェアで節約することもできます。大まかには20数万円〜30万円が目安です。後は遊行費も含めた滞在費ですが、これも人によって異なります。ちなみに、なかには「せっかくサンフランシスコまで行くのだから」と、講義期間の前後に観光旅行を組み合わせて楽しむ方もいます。サンフランシスコでの夏期集中講座は「必須」の授業で、経済的負担も小さくないと思います。でも、絶対にそれだけの価値はあります(スタッフ)。
Q 土日が出勤日になることもあるので、土日のスクーリングと重なってしまうかもしれないのですが・・・。
A 年間スケジュールは前年の年末頃に発表されますので、それを参考に職場の方と相談してスケジュール調整をしていただくのがよいと思います。単位取得には75%の出席が必要となっているので、仮に1学期4回のスクーリングがあるとしたら、万が一、1日欠席しなくてはならなくてもクリアできます(スタッフ)。
Q 入学前にしていたほうがよい準備はありますか?
A 私の場合、大学の学部は心理ではなく、卒業後一度働いてからの入学でしたが、とくに準備はしませんでした。入学のときに、入学前推薦図書リストを渡されますし、あとは先生から提示された参考図書を授業になると読んで…という感じで、それで十分ついていけました(Kさん)。
私も大学は心理学関係ではありません。社会福祉のほうの勉強を少しやっていたので、そこで心理学をちょっとだけかじっていたのと、あとは「臨床心理学とは」みたいな本を入学前に買って読んだぐらいです(Sさん)。

FAQもご参照ください
● 次回の学校説明会は2013年1月19日を予定しています。
バックナンバー
第1号 (2008年3月発行)
カリフォルニア州心理学会総会がカリフォルニア州アナハイム市にて開催
優秀な修士論文に贈られる「本間玲子賞」設立

第2号 (2008年4月発行)
田中葉子先生へのインタビューがスペイン語の新聞に
オンライン講座がリニューアル

第3号 (2009年4月発行)
オンラインクラスの新しい形

第4号 (2009年5月発行)
サンフランシスコ・キャンパス便り No.1

第5号 (2009年6月発行)
久保隆司先生へインタビュー

第6号 (2009年8月発行)
KAPsの活動

第7号 (2009年10月発行)
2009年度学位授与式

第8号 (2010年4月発行)
サンフランシスコ・キャンパス便り No.2

第9号 (2010年8月発行)
Face to Faceで学ぶ8日間の夏期集中講義

第10号 (2011年3月発行)
Commencement Class of 2010 2010年学位授与式

第11号 (2011年9月発行)
PART 1 2011夏期講座リポート 「子どものセラピー」を集中的に学ぶ8日間スクーリング
PART 2 特別シンポジウム 「災害とトラウマ」シンポジウムが開かれる