CSPPをもっと知る > 学生・修了生からのメッセージ > 仕事の幅を広げたい > 田中 淳一さん
20代はひきこもりに苦悩。臨床実習で鍛えられCSPPの第一期修了生としてセラピストに生まれ変わりました。専門性を深めるため
田中 淳一さん(1期生)
田中 淳一さん(1期生)

大学でフランス文学を学んだのち、大学院に進学。しかしバブル崩壊のタイミングで就職が難しく就職浪人に。その後挫折感から軽いひきこもりになり、悩んでいた頃精神科医の斎藤学先生の著書と出会う。CSPPの立ち上げを機に入学を決意。病院の仕事と両立させながら卒業し、現在は複数の施設でセラピストとして活躍中。
入学の動機/CSPPの立ち上げで一念発起して入学
CSPPが開講したのは2002年ですが、それに関わっていたのが当時の職場の上司、斎藤先生でした。僕はその頃クリニックで働いていたんですが、この立ち上げの話を聞いて、今後のキャリアのためにもぜひ挑戦したいと一念発起しました。それまで一度も臨床心理について学んだことがなかったですし、この業界で活躍していくためには専門の大学院を出ていないと難しいという現状がありました。日本の心理業界はまだ確立されていないばかりか国家資格もないという状況ですが、地域には悩んでいる人たちがたくさんいます。その手助けを専門的にできるようになりたいと思ったので、臨床心理の先端をいく米国の教育に期待感を持って入学を決意しました。
米国の大学院ならでは/本場の臨床に触れて自分の目標が見えた
在学中の一番の思い出は、米国・サンフランシスコでの授業です。本場はこんなにも違うのかという強烈なカルチャーショックを受けました。現地は地域の病院や大学などが「治療共同体」として一丸となって取り組んでいます。所得格差や人種、症状などたくさんの条件に配慮した施設が多数存在していて、困ったらすぐに駆けつけて手厚いサポートが受けられる。麻薬患者用の施設も世代別、段階別にあるんです。帰国後は「日本にサンフランシスコを作る!」と本気で燃えました(笑)。以前より〝地域〞を意識するようになりましたし、いろんな形で貢献していきたいという目標が芽生えました。一期生として、今後の日本の心理業界の成長にも一役買えたら嬉しいです。
ケイ線
田中淳一さん(1期生)
教授陣は在学中はもちろん修了後も相談に気軽に乗ってくれる
サンフランシスコでの夏期集中講義で訪ねた薬物依存治療のクリニック
在学中に最も苦戦したのが、3年次に行う実習。400時間(現在は320時間)という膨大な時間を臨床に費やすのは、かなり大変だったという。「日本はまだ学生を現場に参加させる仕組みが確立されていないので、実習先を探すのもひと苦労。でもCSPPがバックアップしてくれますし、仲間同士のチームワークもばっちりですよ」
(2009年度版「社会人&学生のための大学・大学院選び」㈱リクルート)
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