CSPPをもっと知る > 学生・修了生からのメッセージ > 心理の仕事を深めたい > 金根 由希さん
専門性を高めるため 「家族」をテーマに臨床現場で活動。米国の理論と実践を学びアプローチを広げたかった。
金根 由希さん
金根 由希さん(2009年修了)

日本国内の他大学院で家族心理を専攻。教育関連のカウンセラーとして働きながら同大学院で学ぶ。現在、日本トラウマ・サバイバーズ・ユニオンにて自助グループ活動等の普及に取り組む。
この大学院を選んだ理由
カウンセリングに訪れる相談者に対して、もっと違う見方・アプローチができないかと常々考えていました。悩みの根底には家族の問題があるのに、日本では相談者との1対1の面談が中心。米国では家族やカップルへのセラピーも盛んに行われ、私もその効果を実感していました。そこで、米国で実践されている理論や臨床が学べる同大学院に入学。家族と子どもに焦点をあてた教育内容であること、家族セラピーや社会病理の領域で研究実践されている斎藤学先生が誘致した大学院であることも魅力でした。
入学して感じたこと
先生と学生、学生同士の関係がフラット。学習は幅広い職業や年齢の人たちが活発に意見を出し合い助け合いながら進められます。また、自分自身がカウンセリングを受ける教育セラピーでは、支援者としてのあり方や自分の生き方について、教えられるのではなく自ら気づく機会になりました。同大学院のフラットな学び方、支援スタイルは新鮮で刺激的でした。修了生は志の高い人が多く、全国で独立・開業しています。私の夢も、ここで学んだグループセラピーを各地に広めていくことですね。
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私のオススメ科目
社会病理学持論 いじめや虐待、DV、引きこもりなどの心理問題を社会的視点から考察していく授業。社会のあり方は、個人や家族の悩みにさまざまな影響を与えています。臨床家として、問題をとらえる視点が広がりました。
ケーススタディ 臨床心理実践で経験したケースをクラスで討議。「こんな相談者にはどう対応する?」と踏み込んだところまで徹底的に検討。それを実習先に持ち帰って実践します。頑張っている仲間の姿を見ることも励みになります。
臨床コミュニティ心理学 この授業は米国のサンフランシスコ・キャンパスで行われます。コミュニティにおける自助活動も見学し、セラピストがファシリテーターを務めるグループセラピーが標準であることを再認識しました。
お金のやりくり法
カウンセラーの収入(行政での教育相談)と親の援助でまかないました。同大学院は社会人が学びやすい制度が整っています。長期履修制度を活用するなど、クラスメートたちもそれぞれ工夫して学んでいました。
ある一日のスケジュール
6:30 起床。PCを起動させ、オンライン講座の進行状況やクラスメートからのコメントをチェック。クラスの連携が強くフォローし合いながら学べるので、心理学を初めて学ぶ方も大丈夫です。
8:00 通勤。ここで一日の学習計画をシミュレーションするのがポイント。課題を優先しようか、図書館で文献を探そうか、効率的なスケジュールを考えます。
9:00 勤務先は行政付属の相談所。発達障害を持つ子どもの就学相談などに携わっていました。仕事、勉強と、しっかり気持ちを切り替えることが大切。
13:00 1日に平均して4〜5組の相談に対応します。時には学校に足を運ぶことも。16時に仕事が終わるので、勉強時間を作りやすかったです。
17:00 国会図書館にて文献探し。もちろんインターネットも利用します。専門的な文献を置いている所は限られているので、大学院の図書室も活用しました。
20:00 夕食。入浴を終えて、まずはホッとひと息。すべてを済ませてから、落ち着いて机に向かうのが私のスタイル。やはり、スケジュール管理と気持ちの切り替えがポイントです。
20:30 時間になったら絶対PCを開く!課題は毎日マメに取り組むのが基本。先生はどんな質問にも親切に対応してくれるので、一人で抱え込まず早めに相談するようにしていました。
24:00 就寝。週1日は完全にオフの日をつくり、買い物をしたり、喫茶店でゆったりとした時間を過ごしてリフレッシュしていました。
(2012年「大学&大学院.net」㈱リクルート)
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