CSPPをもっと知る > 学生・修了生からのメッセージ > 心理分野以外からの入学 > 鈴木 尚子さん
社会に貢献できる専門職に就くため メンタルケア先進国・アメリカで見たカウンセラー、行政、医療機関の連携。
日本でも、支援者、クライアント双方によりよい環境づくりをしていきたい
鈴木  尚子さん(2007年修了)
鈴木 尚子さん(2007年修了)

大学卒業後、広告会社に3年間勤務。その後、哲学を学ぶため大学院へ進学。研究を進めるなかで臨床心理にも関心を持つように。修了後は仕事をしつつ精神障害者グループホームでボランティアに参加。現場を知ることで専門職として働きたい思いが強まり、04年9月同大学院に入学。1・2年次は仕事と両立して学び、3年次に退職。修了後はアルコール依存症患者の支援施設に就職。13年4月より同大学院カウンセリングルーム室長。臨床心理士。
この大学院を選んだ理由/多種多様な職業の学生と刺激し合って学べる環境
同大学院を選んだのは、実習の機会が豊富にあり、サンフランシスコでの授業もあるため。アメリカのメンタルケアにおける最先端の支援システムと、日本の支援とを比較したいという気持ちがありました。
また、心理学未修ということもあり進学には不安もあったので、多種多様な経歴をもつ社会人学生を受け入れている点で安心感がありました。実際、同期には小学校や大学の教員、看護師、公務員、一般企業の会社員など、さまざまな職業の学生が在籍。一つの課題に対して教育、医療、行政などの視点から意見が出てくるのはとても新鮮で、問題に対するアプローチも広がりました。カウンセラーだけでなく、多彩な視点を学べるのもメリットだと思います。
大学院で得たこと/米国での視察経験を日本での支援活動に還元
サンフランシスコでの授業では麻薬依存症患者のサポート施設を視察しました。そこではカウンセラーやケースワーカー、ドクターの仕事がきっちり分担され、お互い緊密に連携。責任の所在を明確にすることで、支援がスムーズに動いていました。そこで改めて日本の施設は責任分担が曖昧で、ひとりにかかる負担が大きいことを痛感。日本の支援環境の問題に気づくことができました。
修了後は3年次の実習でお世話になったアルコール依存症患者の支援施設に就職しました。研修での気づきを生かし、医師、看護師、精神保健福祉士との連携を強化。治療の進捗やカウンセリングの状況を共有することで、より効果的な治療やケアにつなげることができました。
教えて!先輩Q&A
  • 仕事と大学院での勉強を、両立できましたか
  • 講義の受講やディスカッションが24時間オンラインでできるので、自分の仕事や予定に合わせて勉強できました。月1回程のスクーリングも、土日祝に実施されるため平日の仕事に影響がでにくく学びやすい環境です。家事は家族の協力で何とか乗り切りました。
  • 3年次の臨床心理実習とはどんなものですか
  • 在住地域にある病院や施設などで行われる約320時間の実習です。私はアルコール依存症患者の支援施設を選択しました。実際にクライアントのカウンセリングにあたりますが、毎週スーパービジョンが受けられるので、しっかりサポートされて臨むことができます。
ケイ線
(写真左)今年の4月から、カリフォルニア臨床心理大学院カウンセリングルームの室長となった鈴木さん。「地域に開かれたカウンセリングルームとして、どんな方でも気軽に相談に来ていただける場所にしていきたいです」
(写真右)PCに向かうと、皆で盛り上がった深夜のディスカッションを思い出すそう
(2012年度版「社会人&学生のための大学・大学院選び」㈱リクルート)
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